詳細テクニカルデータ
商品名 |
キシラデコールフォレステージ |
メーカー |
大阪ガスケミカル株式会社 |
特長 |
- 新処方により、「低臭性」を実現
- 木目を生かした自然な仕上がり。
- 色持ちの良い優れた耐候性。
- 木部に浸透し、内部から防腐・防カビ・防虫効果※を発揮
- 塗りやすく、抜群の作業性。
※防虫の対象はヒラタキクイムシなどの木材害虫です。シロアリ、アリ、ハチなどは対象外です。
※立地条件や周辺環境、建物の構造などにより、表面汚染菌(カビ)や木材害虫、木材腐朽菌などは
十分に抑制できない場合があります。
|
用途 |
屋外木部用木材保護着色塗料
羽目板・下見板・焼杉かべ(色あせ時)・破風・鼻かくし・軒天井・雨戸・戸袋・窓枠・窓格子・ぬれ縁・門扉・板べい
ログ八ウス・ガーデンテーブル・ガーデンチェアー・ラティス・木柵・パーゴラ |
性状 |
- |
仕様 |
3.5L |
発送 |
3~7日営業日後 |
色見本表
(この色見本は実際とは異なる場合があります。)
色名 |
色見本 |
#301 カラレス(下塗り専用) |
|
#302 ピニー |
|
#303 チーク |
|
#304 エボニ |
|
#305 カスタニ |
|
#306 タンネングリーン |
|
#307 マホガニ |
|
#308 パリサンダ |
|
#309 シルバグレイ |
|
#310 オリーブ |
|
#311 ウォルナット |
|
#312 ジェットブラック |
|
#314 ワイス |
|
#315 スプルース |
|
#316 ブルーグレイ |
|
#321 ひのき |
|
#322 べんがら |
|
素地・下地調整
塗装面の状態 |
処理方法 |
材料・用具 *1 |
備 考 |
新しい木材 |
ごみ、ほこりなどを除去し、清掃する |
サンドペーパー・ブラシ・ボロ布 |
・塗装時の木材含水率
18%以下
・スチールブラシは鉄汚染の原因となるため使用不可
・毛羽をサンドペーパーで平滑にし清掃する。
・釘頭や木ねじはサビ止めをする *2
・節がある場合はパテで節止めを行い、サンドペーパーで平滑にし清掃する。*3
|
ヤニや油分の多い木材 |
表面のヤニや油分を拭き取る |
ラッカシンナー・アルコール |
キシラデコールフォレステージ塗装面 |
表面のごみ、汚れ、変色や ぜい弱層を除去し、清掃する |
サンドペーパー・ブラシ・ボロ布・ 皮スキ・漂白剤・塗膜剥離剤・ 低圧または高圧洗浄 |
*1 材料や用具は下地の状態に応じお選び下さい。
*2 キシラデコールコンゾラン、キシラデコールコンゾラン下塗り剤を使用する場合に実施して下さい。
*3 造膜タイプのキシラデコールコンゾラン、キシラデコールインテリアファイントップコートを使用する場合は実施して下さい。
キシラデコールフォレステージ標準塗装仕様
工程 |
塗料 |
使用方法 |
標準使用量 |
塗り重ね乾燥時間 |
備考 |
下塗り 上塗り |
キシラデコール フォレステージ (#302~#315) |
ハケ塗り(スプレー塗装不可) 針葉樹材2回塗り 広葉樹材3回塗り |
0.15~0.20L/㎡ (5~7㎡/L) (2~3回塗りの合計量) |
12時間以上 気温20℃/湿度65% |
乾燥は約24時間 低温・多湿時3日以上 |
- 標準使用量は、被塗材の種類(新材/古材)・樹種・塗装面・含水率・材のひび割れなどで異なることがあります。
- #301〔カラレス〕には耐候性顔料が含まれておりませんので、単独使用は避けて下さい。
- #301〔カラレス〕と有色#302~#315との混合は、#301〔カラレス〕混合割合が増せば増すほど耐候性が低下します。
- 下塗りが未乾燥のうちに重ね塗りすると、乾燥遅延を起こすことがありますのでご注意下さい。
塗装上の注意事項
- 塗装効果をあげるために、木材の含水率は20%以下にしてから塗装して下さい。
-
針棄樹材等、材質の柔らかい木材は、吸い込みやすい部分での顔料濃度が高くなりやすいため、色ムラができやすくなります。
吸収ムラを予防するため、無色の#301(力ラレス)またはキシラデコールやすらぎで、下塗りしてから有色を
2回塗りすることをおすすめします。
-
広葉樹材は材質が硬く、塗料の吸い込みがあまりよくないため、有色を3回塗りすることをおすすめします。
-
着色剤として顔料が含まれておりますが、これらの顔料粒子は缶の底に分離沈降します。
使用前に十分攪拌し、沈殿物がなくなるまで棒などでよくかき混ぜて下さい。使用中もよくかき混ぜて下さい。
-
#301(カラレス)は、下塗り専用として設計されており、太陽光線による日やけを防ぐための顔料が入っていません。
必ず顔料の入った#302~#315で仕上げて下さい。
-
フォレステージ同士を混合し、お好みの色を作ることができます。
ただし、他の塗料やシンナー等で薄めると性能が著しく損なわれるため避けて下さい。
-
標準塗装仕様(有色品を2~3回塗り、0.15~0.2L/㎡程度)通り塗装した場合、第1回目の塗り替えは2~3年後、以後は5年毎を目安として再塗装して下さい。
-
塗替え時期は、建物がたっている土地の自然地理的条件、とくに気候と地形によって異なってきますが、次のような状態になったときに、塗り替えを行って下さい。
-
汚れが著しくなったとき
-
退色が激しくなったとき
-
撥水性が低下したとき(水をかけた時に瞬時に吸収される)
-
手を触れたり、歩いたりするベンチ・ベランダ・バルコニー等の水平面は摩耗が激しく、色落ちが早くなることがありますので、塗り重ねをこまめに行って下さい。また、色落ちにより衣服を汚すおそれのある部位への塗装は、乾燥後ウエス等で乾拭きして下さい。
- 通常の針葉樹材よりも吸い込みムラの激しい南洋材への塗装は、#301(カラレス)で
前処理しても、色ムラを十分防げないことがあります。
-
合板・集成材に塗装すると、吸収量が部分によって異なり、斑点や着色ムラが生じることがあります。
#301(カラレス)で前処理をするか、あるいは目立たなくするために多少濃いめに仕上げることをおすすめします。