詳細テクニカルデータ
商品名 |
ボンドE350R |
メーカー |
コニシ株式会社 |
特長 |
JIS A 5536 床仕上げ用材用接着剤に適合し、トルエン、キシレンを含有しない健康住宅対応タイプのエポキシ樹脂系床材用接着剤です。
- 安全性:厚生労働省指針値策定の13物質を配合しておりません。
- 作業性が良好:粘度が低く混合攪拌が容易でコテさばき、伸びが優れております。
- はり付け可能時間が長い:塗布後20℃で約60分の貼りつけ可能時間があります。
- 耐水性が良好:硬化後の耐水および耐湿性が良好です。
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用途 |
- 廊下、集会所、大広間などの一般床、および土間、台所、洗面所など湿気や水分が心配される箇所の木質フロア、パーケットとコンクリート、モルタル、合板などの接着に。
※高級塩ビ系床材はプライマー#80を併用してください。
※アスファルト系下地に使用した場合、表面を溶かす恐れがあります。事前にチェックしてください。
※発泡スチロールの接着には使用できません。
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性状 |
エポキシ樹脂系 |
仕様 |
NET.20kgセット |
発送 |
2~4営業日後 |
性状
品 名 |
ボンドE350R(主剤) |
ボンドE350R(硬化剤) |
主成分 |
エポキシ樹脂 |
ポリアミドアミン |
外 観 |
白色粘稠液 |
灰黒色粘稠液 |
粘度(mPa・s/23℃) |
9000±3000 |
6000±3000 |
比 重 |
1.40±0.10 |
1.40±0.10 |
混合比 |
主剤:硬化剤=1:1(質量比) |
可使時間 |
混合後約60分(20℃、1kg) |
はり付け可能時間 |
塗布後約60分(20℃) |
目違い修正時間 |
塗布後約120分(20℃) |
※性状は改良のため予告なく変更することがあります。数値は規格ではありません。
技術データ
1.木質フローリングの引張接着強さ(測定値例)
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発泡体裏打ち フローリング |
木質フローリング |
サクラ |
ナラ |
ブナ |
常態接着強さ |
0.7 ※1 |
1.9 ※2 |
1.8 ※2 |
1.8 ※2 |
耐水接着強さ |
0.7 ※1 |
1.5 ※2 |
1.6 ※2 |
1.4 ※2 |
※試験条件 :JIS A 5536 の引張接着強さ試験に準拠
下 地 : JIS A 5371 の規定する舗装用コンクリート平板
常温接着強さ : 20℃,48時間養生後引張試験
耐水接着強さ : 20℃,168時間養生後試験体を168時間水浸漬後試験
破壊状態 :※1 裏打ち発泡剤の材料破壊100% ※2 コンクリート平板の材料破壊100
2.オープンタイムと引張接着強さ(測定値例)
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気温 |
オープンタイム |
15分 |
30分 |
60分 |
90分 |
120分 |
常態接着強さ N/m㎡ |
10℃ |
0.7 ※1 |
0.7 ※1 |
0.6 ※1 |
0.7 ※1 |
0.6 ※1 |
20℃ |
0.6 ※1 |
0.7 ※1 |
0.7 ※1 |
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30℃ |
0.7 ※1 |
0.6 ※1 |
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※試験条件 :JIS A 5536 の引張接着強さ試験に準拠
被 着 体 : 発泡体裏打ち木質フローリング材
下 地 : JIS A 5371 の規定する舗装用コンクリート平板
常温接着強さ : 20℃,48時間養生後引張試験
破壊状態 :※1 裏打ち発泡剤の材料破壊100%
3.ビニル床タイルの接着強さ(測定値例)
試験項目 |
測定値例 |
JISA5536の規定値 |
常態接着強さ |
1.7 ※1 |
0.8以上 |
耐水接着強さ |
1.5 ※2 |
0.5以上 |
※試験条件 :JIS A 5536 の引張接着強さ試験に準拠
下 地 :JIS A 5371 の規定する舗装用コンクリート平板
被 着 体 :JIS A 5705 に規定するビニル床タイルのうち、コンポジットビニル床タイルで半硬質のもの。
常温接着強さ : 20℃,48時間養生後引張試験
破壊状態 :※1 裏打ち発泡剤の材料破壊100% ※2 コンクリート平板の材料破壊100
使用方法
- 下地処理
下地は平滑に仕上げ、ゴミ、ホコリ、油などを除去してください。
- 混合
主剤と硬化剤を1:1(質量比)で計算し、全体が均一になるまで混ぜ合わせてください。
- 塗布
充分に混合後、くし目ゴテで均一に、クシ目がはっきり目立つように塗り広げてください。
塗布量は木質パーケットでは500~800g/㎡、ビニル床タイルでは300~500g/㎡を目安としてください。
- はり付け
塗布直後からはり始め、下記条件を目安にはり終えて下さい。
気 温 |
10℃ |
20℃ |
30℃ |
はり付け可能持間 |
120分以内 |
60分以内 |
30分以内 |
※10~30分オープンタイムをとると、粘着性が出ておさまりが向上します。
※施工時に直射日光や風の当たる場所では、はり付け可能時間が短くなります。
- 圧着
塗布直後から120分(20℃)以内に良く圧着してください。また目違いもこの時間以内に修正してください。
- 養生
夏季は3日以上、冬季は7日以上養生してください。
※厚生労働省指針値策定(2002年1月22日)の13物質を配合しない、健康住宅対応タイプの接着剤ですが、引火性のある有機を含有しております。作業中、引火及び有機溶剤を含有しております。作業中、引火及び有機溶剤中毒の恐れがありますので、火気、換気に注意し、施工後も窓を開ける等、充分に喚起してください。
※硬化した接着剤は有機溶剤に溶解いたします。こぼした場合や床材の表面を汚した場合は、ただちにウエスなどでふき取ってください。
※低温環境下では著しく硬化が遅れます。原則として5℃以上の温度で施工してください。
※ビニール系床材の材質、または木質床材の裏打ち材の種類によっては接着力が得られないことがあります。