詳細テクニカルデータ
商品名 |
ボンド クラック注入補修キット |
メーカー |
コニシ株式会社 |
特長 |
エポキシ樹脂をヒビわれ部に低圧・低速で注入します。 |
用途 |
壁や住宅基礎部のコンクリート・モルタル等のひび割れ補修。
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性状 |
エポキシ樹脂系 |
仕様 |
NET.1.25kgセット |
発送 |
3〜5日営業日後 |
施工手順
STEP 1 ひび割れの調査
ひび割れの状態・幅・長さを充分にチェックし、工程手順の確認をする。
STEP 2 下地処理
ヒビわれの付近を剣先ワイヤーブラシ・ディスクサンダーなどではくりシールONE塗布予定部を研磨し、健全な面を出す。油分があればシンナー等でふき取る。
STEP 3 座金取り付け位置の決定
ヒビワレ幅、状況に応じて注入位置を決定する。
また、注入ピッチ標準30cm。ひび割れ幅が0.75mm以上のときは20cmとする。
STEP 4 座金取付け
はくりシールONEをカートリッジガンに装着し
座金の裏面外側にヘラでシール材(はくりシールONE)を塗付け、その座金の中心にひび割れの線が見え、躯体と垂直になるように押し当てる。
その時に座金の外側4つの穴から、シール材がハミ出て来るのを確認できる。
(4つの穴からでてきたシール材が「く」の字になってシール材が硬化した時に座金が躯体からはがれにくくなるようにしてください。)
STEP 5 シール
ヒビ割れ部表面をシール材(はくりシールONE)で確実にシールし、注入樹脂が流出しないようにする。ただし、はくりシールONEの大きさはヒビ割れ部幅の上10mm以上、厚み2mm以上塗布する。
※シール材(はくりシールONE)の硬化を確認する。
雰囲気条件 |
温度(℃) |
5 |
10 |
20 |
25〜30 |
湿度(%RH) |
30±5 |
30±5 |
60±5 |
60±5 |
硬化時間 (注入可能時間) |
下地 |
モルタル |
24時間以上 |
12時間以上 |
タイル |
48時間以上 |
24時間以上 |
STEP 6 注入剤の混合
注入剤(E207)を重量比-主剤2:硬化剤1の割合で均一になるまで混合する。注入剤をシリンダーセットに少量吸い込み、一度押し出してから再度吸い込む。(最大40ccまで)その後ストッパーをかける。※シリンダーをのぞき込んだり人に向けないこと。
STEP 7 シリンダーを座金に装着
シリンダーセットの先端についている注入材をウエスなどでふき取る。シリンダーセットに(注入口側から)ゴムを圧力の応じて左右にそれぞれ1〜2本かける。シリンダーセットの本体を持ち、座金に対して垂直に時計回りにねじりながら、ゆるみのない様座金に取り付ける。その際、ストッパーをあやまってはずし易いので注意すること。
STEP 8 注入
E207の入ったシリンダーセットを用いてヒビ割れ部に注入作業を行う。
※追加取り付け
シリンダー内の注入材が硬化前になくなったら,必要に応じて注入材を40ccに充填したシリンダーと取替え注入を続ける。(壁厚が薄い場合、裏側に漏れ出すことがあるので追加には注意してください。壁のひび割れ注入には、通常40cc1本で充分です。)
※注入材養生
注入用樹脂の硬化(約24時間)後、厳冬期には必要に応じて2日間養生する。
STEP 9 シリンダー・座金・シール材除去
養生後シリンダーセット、注入座金を取りはずす。はくりシールONEの除去が必要な場合には、ディスクサンダー、Y型皮すきなどで除去または研磨する。
使用材料の数量積算例
ひび割れの幅 1mm ひび割れの深さ 150mm の場合(使用材料は現場の状況によって必要量が変わりますのでご注意ください。)
使用材料 |
品名 |
100Mあたり |
1Mあたり |
シール材 |
はくりシールONE |
約20本 |
約150g(ロス込み) |
注入材 |
E207 |
約25kg(〃) |
約0.25kg(〃) |
注入器具 |
シリンダーセット |
約400本 |
4本 |
キット内容
使用材料 |
品名 |
容量 |
入り数(キット) |
シール材 |
クイックメンダー |
500gセット(主剤:250g、硬化剤:250g) |
1セット |
注入材 |
E207D |
750gセット(主剤:500g、硬化剤:250g) |
1セット |
注入器具 |
シリンダーセット |
50cc用(シリンダー・リング・スットパー各10個入り) |
1セット |
備品 |
注入座金 |
―
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10個 |
加圧ゴム |
―
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40個 |
保護手袋 |
―
|
1双 |
計量カップ |
―
|
1個 |
かくはん棒 |
―
|
1本 |
取り扱い説明書 |
―
|
1枚 |
注意事項1
壁注入の場合、壁厚が薄いと建物内装側にはみ出してよごすことがありますので、注入量(本数)には注意してください。
クイックメンダー、E207などエポキシ樹脂は、硬化するとコンクリート以上に硬くなりコンクリート面を傷つけることがありますので、ご使用にはくれぐれも注意してください。
注意事項2
本品は皮ふに付着したり蒸気を吸入すると、かぶれ、中毒やその他の健康障害を起こす恐れがあります。
☆容量の大きいサイズのご入用の方はボンドE206(低粘度)ボンドE207をご注文ください。